こんぴら
香川県有数の観光地 こんぴらさんを紹介します。
山中にある金刀比羅宮まで785段の石階段が続き、道中に多くのお店やスポットがあります。山のふもとの門前町にもお店がひしめき合い、多くの観光客が訪れる人気スポットです。地元では「こんぴらさん」と呼ばれています。
休憩しながらゆっくりと階段を登り、御本宮までたどり着いたときの達成感は格別です。

上るだけで一苦労ですが、階段の途中にはいくつもの神社や、心惹かれるお店が多数あります。実際に御本宮まで参拝する道のりを、おすすめスポットと共に見ていきましょう。
【目次】
門前町ースタートから多くの飲食店がひしめき合う
表参道ーいよいよ石階段の上り始め
大門ー大きな木造の門が見えますが、まだ半分
金比羅宮ー壮大な建築と、町を見下ろす絶景
こんぴらの紅葉ー各所に見られる紅葉スポット
琴電琴平駅から徒歩10分ほど、商店街を通り過ぎ、橋を渡ると門前町が広がっています。表参道の入り口を中心に、多くのお店が軒を連ねています。この辺りには駐車場も点在していて、呼び込みの人が大勢います。 車で来る人は、このあたりの駐車場に停めましょう。 場所によって値段が違ったり、お土産を特定のお店で買うと値引きされたりします。


この駐車場のエリアを抜けると、いよいよ参道が始まります。広い道沿いにずーっと商店が連なり、最もにぎわっているエリアです。お店のマップについては、 こちら の地図を見てください。


昔ながらのお店や、インスタ映えする商品を売っている店もあります。 香川だけあって、うどん作りを体験できるお店までありますね。
参道を進んで行くと、緩やかな石階段が始まります。 両脇には商店が連なっていて、飲食よりもお土産屋さんが増えてきます。 木造の歴史ある建物が多く、古き良き雰囲気を感じることができます。


階段が少し急になってきました。 踊り場のような場所では、お店に立ち寄って休憩している人がたくさんいました。 道の両脇にお店がたくさんあるので、休憩しながら自分のペースで上りましょう。

一之鳥居をくぐり、その先の大門までお店が続いています。 階段の傾斜がだんだん急になってきました。

しばらく階段を歩き続けると、大門が見えてきます。木造の大きな門ですね。 ここまでで365段です。 ”この地図" を見れば、階段数がわかります。 門の先にもまだまだ道が続いています。


今まで上ってきた階段を振り返ると、眼下に琴平の街が見えました。だいぶ高いところまで上ってきましたね。

門をくぐった先に出店が出ていました。昔から続く、「加美代飴」というべっこう飴を売っています。
ここからしばらくは、桜の馬場といわれる平坦な道が続きます。春にはたくさんの桜が咲く場所です。


しばらく階段を上っていると、広場に出ます。 ここでは、大きな船のプロペラや、アフリカ象の銅像など、ユニークなものが展示されています。
広場を過ぎると、階段は一層険しさを増してきます。 だんだん人の数も減ってきました。


途中で、資生堂が経営しているカフェレストラン 神椿 があります。 ここを目的に上ってくる人も多く、よく行列ができます。 ここまでで500段です。
更に上ると、旭社が見えてきます。 青銅色の屋根が目を引き、細部にまで装飾された建物です。
上を目指して階段を上り続けると、御本宮に着きます。 農業・殖産・医薬・海上守護の神として信仰されています。


すぐ近くには展望台があり、海抜250Mから景色を望めます。 遠くの讃岐富士(飯野山)まで見渡せます。達成感がハンパないです。

参道からここまで来るのに、ノンストップで40分ぐらいです。 実は、この先にも多くの神社が建てられており、一番上の奥社まで行くと1368段になります。 足腰に自身のある方はぜひ行ってみてください。
階段を下りながら、紅葉を楽しみました。 中でも綺麗だった場所を紹介します。
旭社を下りてすぐのところに、大きないちょうの木があり、まっ黄色に紅葉していました。 落ち葉がすぐそばの建屋に積み重なり、風情ある情景を作っていました。


プロペラのあった広場のすぐ近く、書院の前には枝を広げた大きないちょうがありました。 階段に覆いかぶさるように生い茂り、無数の葉が黄色く色づいていました。

同じ場所から階段を見下ろすと、桜の馬場の石畳が見えます。 道の横には、真っ赤に色づいた木がありました。 石畳と灯篭の風情もあり、わびさびを感じる美しい風景でした。

神社の御利益も、観光地の楽しみも、そして達成感も得られる大満足のスポットです、香川に訪れる際は、ぜひ金比羅山に参拝してみてください。