新居浜ICを降りてから20分ほど山道を登ると、道の駅 マイントピア別子に着きます。道幅も広く、通りやすい山道です。この一帯は、昔は端出場(はでば)と呼ばれ、閉山の直前まで採掘が行われていた場所です。
駐車場は広々としていて停めやすいです。私は本館の近くの駐車場に停めました。レンガ調の茶色いおしゃれな建物です。この建物に多くの施設が入っています。
正面入り口から本館に入っていきましょう。大きくてきれいな建物です。館内には、レストランや売店、温泉や子供が遊べるスペースもあります。斜面に建てられた建物なので、まっすぐ上の階に上がれる分けてはなく、ちょっと迷いました。
今回は小さい子供を連れていたので、4Fにあるあかがねキッズパークに行ってみました。
いろいろなおもちゃが自由に使えます。おもちゃだけではなく、やわらかいマットや広いボールプールなど、体を動かして遊べる施設が充実していました。
小さい子供には、2歳以下限定で遊べるベビーエリアがあります。激しく動く年上の子たちに邪魔されることなる遊べます。おもちゃは舐めたり口に入れたりは禁止なので、注意してみてあげてください。
施設の外には、芝生公園やバーベキュー、砂金採りを体験できる施設もあります。
さらに、この施設から専用の列車に乗って、観光坑道の見学をすることもできます。地下の坑道の中で、昔の様子が再現されていたり、昔の作業を体験出来たりします。列車は20分おきに出ているので、好きな時間帯で乗ることができます。
本館の周りには、昔の遺跡が多数あります。そのうちの一つが、端出場貯鉱庫跡です。昔、鉱石を貯めておくのに使われていた施設です。石を積み上げて作られた巨大な壁に圧倒されます。
駐車場からは、川を挟んだ向かい側に旧端出場水力発電所が見えます。赤レンガで作られた西洋風の重厚な建物です。別子銅山の機械化を加速させ、採掘の効率を高めるのに大きく貢献した設備です。駐車場を降りた遊歩道から見ると、崖ギリギリに建っているのが分かります。
最後に、飲食を紹介しておきます。本館2Fにあるレストラン もりの風を利用しました。
西条名物の芋炊きと、かつ丼を注文しました。
芋炊きのだしには鶏の旨味が十分に出ていて、ねっとりと柔らかいサトイモによく合います。エビや鶏肉など具沢山で、鍋のそこにはうどんも入っています。小鉢や和菓子もあって充実していました。
かつ丼はボリュームたっぷりです。青のりがかかった和風の味付けで大満足でした。
小さい子供用の椅子があり、皿やスプーンも出してくれました。
本当は、東洋のマチュピチュともいわれる東平に行きたかったのですが、落石で今は行けません。自家用車でも行けますが、かなり狭い道のようなのでツアーバスがお勧めのようです。道路が復旧したらぜひ行きたいですね。